回旋筋の構造・作用と鍛え方(筋力トレーニング)

回旋筋(Rotatores|かいせんきん)の構造・作用およびトレーニング方法について解説します。
【2021年1月更新】
回旋筋の構造と作用
回旋筋は、横突棘筋を構成する3つの筋肉(半棘筋・多裂筋・回旋筋)のうちの一つで、そのなかでももっとも下部に位置しています。
回旋筋(かいせんきん)はさらに腰回旋筋(ようかいせんきん)・胸回旋筋(きょうかいせんきん)・頸回旋筋(けいかいせんきん)に分けられ、体幹の回旋(身体を捻る動作)と伸展(背すじを伸ばす動作)の作用を持っています。
支配神経は脊髄神経です。
回旋筋(かいせんきん)は、横突棘筋のうち、最も下側に位置する筋肉である。
回旋筋は、更に腰回旋筋 (musculi rotatores lumborum)、胸回旋筋 (musculi rotatores thoracis)、頸回旋筋 (musculi rotatores cervicis)の、3筋に分類される。
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回旋筋の鍛え方
回旋筋だけを鍛えるトレーニングはありませんが、他の長背筋の筋肉と同時に、体幹を反らせる動作や捻る動作の種目で鍛えることが可能です。
回旋筋が関与するトレーニング種目
回旋筋が関与するトレーニング種目は以下の通りです。
バックエクステンション
チューブデッドリフト
チューブローイング
チューブグッドモーニング
ダンベルデッドリフト
ダンベルローイング
スミスマシンデッドリフト
Tバーローイング
ケーブルローイング
スミスマシングッドモーニング
ハイパーバックエクステンション
バーベルデッドリフト
バーベルベントオーバーローイング
バーベルグッドモーニング
長背筋を構成する筋肉
脊柱沿いの深層筋として重要な役割を持つ長背筋は、以下のような筋肉から構成されています。
板状筋
板状筋(ばんじょうきん)は、頭板状筋と頸板状筋に部位分けされ、首の回転および顔を上方へ上げる作用があります。
脊柱起立筋
脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)は、腸肋筋(ちょうろくきん)・最長筋(さいちょうきん)・棘筋(きょくきん)に部位分けされ、脊椎の後屈・側屈作用(背すじを伸ばす・背すじを横に倒す動作)があります。
横突棘筋(おうとつきょくきん)
横突棘筋(おうとつきょくきん)は、半棘筋・多裂筋・回旋筋の三部位に分けられ、脊椎の後屈・側屈・回旋の作用を持っています。
▼詳しい解説
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