口角挙筋の構造・作用と鍛え方(筋力トレーニング)

口角挙筋(Levator anguli oris|こうかくきょきん)の構造・作用およびトレーニング方法について解説します。
【2021年1月更新】
口角挙筋の構造と作用
口角挙筋は、表情筋(顔の筋肉)のなかでも上顎(犬歯)付近に位置する口筋の一種で、口角を引き上げる作用を持っています。
一方が皮膚で終わっている皮筋です。
口角挙筋(こうかくきょきん)は人間の頭部の浅頭筋のうち、口唇周囲にかけての口筋のなかで口角を上方にあげる筋肉である。
表情筋とは?
一般に表情筋と呼ばれる筋肉は、頭部のなかでも表層に位置する筋肉で、一方が皮膚で終わっている「皮筋」の総称で、浅頭筋とも呼ばれます。
浅頭筋(せんとうきん)は頭部の筋肉のうち、表層にある筋肉の総称。筋肉の一方が皮膚で終わっている皮筋である。「表情筋」とも呼ばれる。
表情筋は以下のように、4種類に分類されます。
①頭蓋表筋
頭蓋表筋(とうがいひょうきん)は一方が皮膚で終わっている皮筋と呼ばれる筋肉で、後頭前頭筋(前頭筋・後頭筋)と側頭頭頂筋から構成されています。頭皮を動かす作用があります。
②耳介筋
耳介筋(じかいきん)は耳周辺の筋肉で、一方が皮膚で終わっている皮筋です。外耳介筋と内耳介筋から構成されています。
③眼瞼筋
眼瞼筋(がんけんきん)は眼窩周辺に位置する皮筋で、眼輪筋と皺眉筋から構成されています。眼輪筋は瞼を開閉する作用、皺眉筋は眉間に皺を作る作用があります。
④鼻筋群
鼻筋群(びきんぐん)は鼻周辺に位置する筋肉で、鼻筋と鼻中隔下制筋から構成されています。鼻筋は鼻を狭めたり拡げたりする作用があり、鼻中隔下制筋は鼻中隔を下方に引く作用を持ちます。
⑤口筋
口筋(こうきん)は口周辺の表層筋の総称で、大頬骨筋・小頬骨筋・口角下制筋・口輪筋・上唇挙筋・口角挙筋・上唇鼻翼挙筋・頬筋・下唇下制筋・オトガイ筋から構成されており、口から頬にかけてのさまざまな動きをつかさどっています。
口角挙筋の鍛え方
口角挙筋は大きな表情動作を意図的に行う「表情筋トレーニング」で鍛えることが可能です。
詳しくはリンク先をご参照ください。
▼表情筋トレーニングの具体的なやり方
▼主な表情筋の構造と作用
関連記事
体幹インナーマッスル図鑑
インナーマッスルの名称・作用と体幹トレーニングの実施方法については下記の記事をご参照ください。
筋肉の名称と作用の図鑑
アウターマッスルの主な筋肉の名称・作用および筋力トレーニングの実施方法については、下記の記事をご参照ください。