「コラム記事70」ダンベルフライが効かない理由

【2020年8月更新】
ネット上などで比較的見受けられる疑問が「ダンベルフライが効かない」というものですが、結論から先に言えば、ほとんどの場合、大胸筋の最大伸展ができていない、または、最大収縮ができていないことが理由です。
目次
本記事は、公益社団法人JPA日本パワーリフティング協会によるトレーニング情報記事です。
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ダンベルフライのやり方
こちらが理想的なダンベルフライのフォームの画像です。やや肘を曲げ、可能な限りダンベルを下ろします。
次に大胸筋を意識しながら肘はやや曲げたまま腕を閉じていきます。この時に、やや顎を引くことも意識してください。
腕を閉じきったフィニッシュポジションになったら、ここではじめて肘を伸ばし、大胸筋を絞るようなイメージでダンベルを押し上げ、大胸筋を完全収縮させます。
ダンベルフライで大胸筋を最大伸展させるコツ
ダンベルフライで大胸筋を最大伸展させるためには、できるだけ下までダンベルを下ろすことが唯一の方法です。
初心者の方に多いのが、ダンベルの重さを重く設定してしまうミスで、ダンベルの重量は「下までダンベルを下ろしたポジションでも挙げられる重量」です。
また、肩に痛みを感じてダンベルを深く下ろせない場合は、手の平が向き合う構え(ハンマーグリップ)で行うとともに、肩のラインよりもややヘソ側にダンベルを下ろすと、肩への負荷が軽減されます。
なお、ダンベルフライが肩にばかり効いてしまう方は、肩甲骨の寄せが甘く、ダンベルを挙げる初動が三角筋主働になっており、大胸筋が十分に使われていないことが考えられます。
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ダンベルフライで大胸筋を最大収縮させるコツ
ダンベルフライで大胸筋を最大収縮させるためには、腕を閉じたフィニッシュポジションで、ダンベル同士を合わせ、やや上方に押し出すことで大胸筋が完全収縮します。
ダンベルフライの種類とやり方
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