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【大会結果掲載】全日本ベンチプレス選手権大会 2020

日時:11月21日(土)-22日(日)

開催地:福岡県中間市 中間市体育文化センター

大会要項

大会結果

クラブ対抗団体戦結果

都道府県対抗団体戦結果

大会写真(初日)

大会写真(最終日)

陪審員・審判員構成表

今大会は、フルギア大会ですので、セコンドは1名のみ可能です。

合わせて、選手は各試技及び表彰終了後、速やかな退場をお願い致します。

新型コロナウイルス対策の為、ご理解の程、お願い申し上げます。

JPA技術委員長 二宮正晴

ハイライト

女子47kg級

絶対王者の福島友佳子選手が2本目130kgまで危なげなく取り、今年も優勝。M2日本記録である132.5kgは惜しくも更新ならず。

女子52kg級

この階級は、赤川智子選手が頭一つ飛び抜けており、必然的に2位、3位争いが熾烈となる。赤川選手は、132.5kgを挙げ優勝。一般日本記録更新の140.5kgに挑むも惜しくも更新ならず。

2位争いは菊池、早川、田邉選手の三つ巴戦。2本落とし後が無い田邉智子選手が3本目で暫定2位の菊池選手にかぶせた120kgを辛くも取り暫定2位となる。早川琴果選手がそれにかぶせた122.5kgを成功。菊池雅選手がさらに2.5kgをかぶせた125kgを成功させ、最終的に2位となる。菊地選手は安定感のある試技で3本取得で三つ巴戦を制した。

女子57kg級

石橋茜選手が130kgを挙げ大差で優勝。日本記録更新の140.5kgは惜しくも成功ならず。

2位は一般・M2ダブルエントリーの酒巻選手、渕上選手、寺村選手の三つ巴戦。最終的に107.5kgを挙げた寺村美香選手が勝負を制した。3位は105kgを成功させた酒巻知子選手となった。

女子63kg級

 

山下彩選手と櫻由貴選手の一騎打ち。櫻選手が110kgを挙げ山下選手に迫るも山下選手は112.5kg-120kgと難なく成功させ振り切った。

男子59kg級

例年野田選手と木村選手の一騎打ちであったが、去年から田村選手が参戦。野田選手は第一試技を215kgに設定。木村選手はそれに2.5kgかぶせた重量を意地でも取って優勝を狙うのがここ数年の展開。野田選手と木村選手は、2本目まで落とす苦しい展開、田村選手は1本目は200kgを手堅く取り、2本目で一気に217.5kgと両選手をかわす重量を選択させ成功させる。野田選手は、同重量を申請し、辛くも取得し2位。木村選手は3本とも落とし、失格。田村選手の優勝となった。低めの重量から一気に刺しに来る展開はしかけられた選手側としては動揺してしまうため重量を上げがちになるが、野田選手は冷静に対処するベテランの経験を見せてくれた。重量的には僅差の三つ巴戦ではあるが、試合巧者で年齢の若い田村選手が来年も有利であると思われる。

男子66kg級

 

福田将志選手が圧倒的に強い階級だが、2位以下の選手も何とか一矢報いたい展開になる階級でもある。福田選手は、第一試技で230kgを成功、2本目、3本目は235kgを連続で落としてしまう。2本目で220kgを成功させ、3位以下を振り切った水野瑛選手が230kgを申請し、福田選手の第一試技にかぶせるがあとわずかで届かず。今年も福田選手の優勝となった。届きそうでどうにもこうにも届かないのが安定して勝つ選手のいる階級である。

男子74kg級

IPF殿堂入り児玉大紀選手の階級。児玉選手を倒すのは事実上不可能に近いため必然的に2位争いになってしまう階級でもある。今年は阿部選手、石川選手、石崎選手の三つ巴戦となった。前年2位の石崎選手は、1本目240kgを落としてしまう。阿部選手は1本目の240kgを成功させる。石川選手は232.5kgと5位以下を引き離す確実な重量選択で成功させる。2本目で石崎選手が240kgを成功させるも阿部選手の優位は揺るがず。石川選手が242.5kgを成功させ、暫定2位となる。さらに阿部選手が245kgを成功させ暫定2位を巻き返す。3本目は石川選手が245kgでかぶせに行くが惜しくも白判定とならず。さらに石崎選手も247.5kgでかぶせに行くが届かず。阿部選手が2位、石川選手が3位となった。

児玉選手は、三つ巴戦を楽しそうに見ながら255-265-287.5(M1日本記録)を何事もなかったかのように成功させ優勝した。

男子83kg級

若手選手による激戦階級である。前年度王者菊池洋介選手は272.5kgスタート、1本目で落とすが2本目で成功させ、他を大きく引き離したかに見えた。3本目で松尾静葵選手が同重量でかぶせる。惜しくも差し切れなかったが、優勝戦線に十分影響を与えていた。松尾選手は、2ヶ月前にフルギア公式戦デビューをしたばかりだが、270を超えるハイレベルな優勝争いに絡んでくるのは驚きだ。菊池選手はその後300kgを落としたが、優勝。3位にはベテランパワーリフターの濱田展行選手が同重量体重差の230kgで滑り込んだ。今年はコロナの影響か福島選手と大室選手が欠場。来年は再び300オーバーの優勝戦線になる可能性が高い。

男子93kg級

ここも若手の激戦階級だが、83kg級より少し年齢が上がり、アラサーによる優勝争いとなる。93kg級の優勝戦線は全員が過去に1位を取ったことがある。1位を取ったことのある選手にとって2位という数字は目指すべき数字ではなく、次も1位以外はありえないのである。周りも1位を期待するし、本人は周り以上に1位以外は受け入れ難い順位なのである。現実的には1位になれるのは一人であるため重量選択において様々な駆け引きが生まれやすい階級である。単純に重量が上がるだけではなく、どこの数字に優勝ラインを落とし込むのかにおいてイニシアチブを取れる選手が戦線をリードしていく。第一試技から山下保樹選手307.5kg、長谷川直輝選手305kg、吉川望選手305kgと壮絶なかぶせ合いで始まる。山下選手と長谷川選手は第一試技を取り、吉川選手が出遅れる。第二試技で吉川選手は、両選手にかぶせた307.5kgを選択。絶対に1位という明確な意志が感じ取れる。山下選手と長谷川選手は、共に310kgを申請。山下選手と長谷川選手は成功し、吉川選手は失敗する。体重差により山下選手が暫定1位となる。第三試技で優勝ラインをまず設定したのが長谷川選手で、312kgを申請。吉川選手も同重量を申請する。山下選手は暫定1位であり、上がりに余裕があり、後攻めの選択をするため325kgを申請。長谷川選手、吉川選手共に余力が無かったのか優勝ラインの釣り上げは行わずそのまま試技を行ったが、失敗試技となる。優勝が決まった山下選手が320kgに重量変更を行い、成功。日本記録も更新した。

男子105kg級

全日本ベンチ優勝経験者である葛西昌彦選手と佐藤優輝選手の一騎打ちとなった。今年は何と両者の検量体重が同重量であった。検量体重が同じの時は先に試技を成功させた選手が優位と判定される。ロットナンバーは佐藤選手が若かったため同重量成功時には佐藤選手が優位となる。しかしながら佐藤選手は葛西選手の試技重量に2.5kgかぶせるという重量選択を行う。ロットナンバーが若いので成功を決めれば実質5kg差のアドバンテージを生み出す効果的な作戦だ。2本目まで両者成功させ、佐藤選手が292.5kg、葛西選手が290kg。第三試技はまず葛西選手が326.5kgまで釣り上げるも佐藤選手は327kgを申請し、さらに後ろから入る。こうなった場合、そのまま第三試技をするか現実的に上がる重量まで下げるかである。葛西選手は去年とは異なり、今年は下げることを選択、300kgを成功させ暫定1位となった。ロットナンバーが古い葛西選手が先に300kgを成功させたため佐藤選手は302.5kgを申請し、成功させ今年の優勝者となった。

男子120kg級

梶井俊宏選手が327.5kgを第一試技から申請し、成功させれば優勝という空気を作り出す。第二試技までは惜しくも落としてしまうが、第三試技で成功させ暫定1位となる。この独走を阻止すべく第二試技310kgまで成功させていた加瀬智選手が330kgを申請し、何と逆転優勝を果たしてしまう。加瀬選手は今年8月の全日本パワーも優勝しており、ベンチと合わせて二冠となった。今年の大会は明確に若手の選手がベテランを喰うという展開が見られ、フルギアの全国大会で優秀な成績を収めるには経験年数が必要という考えは過去の遺物になってしまった。

男子120kg超級

藤本竜希選手が第三試技で380kgを成功、自身の持つ日本記録を10kg更新した。120超まで増量するのが難しい階級であるが、それを差し引いても藤本選手の独壇場を止められる選手はいない。過去に三土手選手もこの階級で絶対王者であったため誰よりも絶対重量で強くなるという確たる意志が無いとこの領域までは到達できないのであろう。2位には新人の植村一穂選手が入った。将来的には藤本選手を超えるべくがんばっていただきたい。

 

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